家具と暮らす
- MAINTENANCE -



 

家族と共に長い時間を過ごす家具。
こだわって購入したものは、愛情を持って長く大切に使いたいものです。
メンテナンスというと面倒に感じるかもしれませんが、お手入れ次第で家具はとても長く使えます。
家具と向き合う時間を作って、豊かな生活を送ってください。





 
 

 
OIL MAINTENANCE


        【オイル仕上げとは】
家具の表面に塗膜を作ることなく、木本来の感触を残したまま仕上げる塗装仕上げです。木の性質を感じ、使うほどに魅力が増していきます。外部の影響を受けやすいので定期的にメンテナンスをする必要があります。木の表面がカサついてきたり、光沢が無くなってきたりしてきた頃がメンテナンスの時期です。半年に一度くらいの目安で行うことをお勧めします。ご自分の手で行うことで、より愛着が湧き、味わいが増していくのもオイル仕上げの魅力の一つです。

 
 


 
  - 店内のテーブルをメンテナンスしました -

1. 固く絞った布巾で、ホコリや汚れを水拭きします。表面が濡れているとオイルが染み込まないので、乾燥するまで待ちます。
 


 
2. サンドペーパーで磨いていきます。一部分だけ磨くとムラになるので木目に沿ってまんべんなく磨きます。全体を撫でる様に磨きましょう。目立つ傷や汚れがある場合は、最初に目の粗いサンドペーパーを使用し、その後に目の細かいもので仕上げます。(今回は#300と#400を使用しました。)
 


 
3. 乾いた布巾で木くずを綺麗に取り除いてからオイルを塗っていきます。ウエスにオイルを染み込ませ、木目に沿って伸ばす様に塗っていきます。
 


 
4. 乾いたウエスでしっかりと拭き取り完了です。オイルが完全に乾くまで10時間程乾燥させます。
 


 




 
オイルメンテナンスをすると、色味が増ししっとりと艶やかでとても綺麗になります。店内のテーブルには引っ掻いた様な傷がありましたが、この程度の傷であればだいぶ目立たなくなります。多少の傷や汚れをお手入れできるのも無垢材の良いところです。
 





 
 


 

 
FABRIC MAINTENANCE
 
ファブリックのソファや椅子は、柔らかく包み込む様なあたたかみがあります。お手入れに関しては、取り外し可能で洗えるものもありますが、張り込みタイプのものはそのままでのお手入れが必要となります。ソファは大きさもあるので取り外し可能なものでも気軽にお手入れするのは難しかったりします。綺麗にすることはもちろんですが、プロテクターを使用して汚れがつきにくい状態にしておくことも大切です。

   
 



 
 - スタッフの家のソファをメンテナンスしました -

1. はじめに掃除機でチリやホコリを丁寧に取り除きます。その後クリーナーを全体が軽く湿るまで均一に吹き付けます。
 


 
2. クリーニンググローブをぬるま湯に湿らせて汚れを拭き取ります。汚れたらゆすいで拭き取りを繰り返します。
 


 
3. シミの場合はスポンジにクリーナーを吹き付けて、シミの部分を叩いたり離したりするようにして押さえます。その後、吸水性の高いキッチンペーパーなどでクリーナーを拭き取り、クリーニンググローブでゆすぎます。
 


 
4. 汚れが取り除けたら、テキスタイルプロテクターを吹き付けます。湿った状態でも使用可能なので、汚れを落としてすぐに吹き付けても大丈夫です。
 


 
5. しばらく乾かして完了です。輪ジミが残ったり、布地がゴワゴワしたり、乾きが悪い場合は十分にゆすぎが行われていない場合があります。しっかりゆすいであげてください。
 


 


 
小さい子供がいる家には気づくと小さいシミがポツリとあることも。水拭きでは取れなかったシミを綺麗に取ることができました。
子供が小さいから良い家具はまだ早いかな、と仰る方もいらっしゃいますが、良い家具ほどお手入れもしやすく家族で愛着を持って使用することができると思います。物を大切にすることも伝えてあげられるのではないでしょうか。




 


 



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